2019年3月1日金曜日

講義@ブレシア大学

イタリア、ブレシア大学での研修もいよいよ大詰め。ラスト・ミッションは、Theory of Architectural Restoration and Conservationの講義。しかし、2日で10時間の講義というのは、なかなかにタフ。しゃべる方も大変だけれど聞く学生もさぞかし大変なのではと思いながら、なんとか完遂できました。講義後に、イランからの留学生が質問に来てくれました。イタリアでイランの学生と触れ合えるなんてなかなか不思議な縁ですよね。きっとこうして世界各地の知が少しずつ交換されていくのでしょうか。ブレシアは、古代ローマの遺産からムッソリーニ時代のファシズム建築までを日々の生活のなかに感じることのできる実に魅力的な場所でした。ロンゴバルドの芸術も見事で世界遺産にも指定されています。大学キャンパスがそういう場所にあること、実に贅沢だなと。一年間の滞在を受け入れていただいたブレシア大学DICATAMの先生方・スタッフの皆さんに心より御礼を申し上げたいと思います。