2014年12月18日木曜日

Artscape「東京都庭園美術館リニューアル・レビュー」

先ごろ、東京都庭園美術館がリニューアル・オープンしました。これに際し、レビュー記事を書きました。ウェブのArtscapeのリンクを記します。http://artscape.jp/report/topics/10105757_4278.html
大学の授業があったので、残念ながら内覧会に行くことはかなわなかったが、その後、プライベートで訪問。アポ無しだったにもかかわらず、副館長の岡部さんが丁寧に対応してくださった。記して感謝申し上げます。美術館はオープンしたが、庭園はなお整備中。庭園がきちんと整って、たんに「庭園のある美術館」ではなく、「庭園を活かした美術館」になることをぜひ期待したい。

2014年12月3日水曜日

田尻裕彦さんのインタビュー『建築ジャーナル』が出ました

『建築ジャーナル』2014年12月号に田尻さんのインタビュー記事が載っています。インタビュー自体はもう随分前だから、編集に時間がかかったということなのかな。彰国社はもともと文化財に強い出版社だったわけだから、今後もそのDNAを守っていってほしいなと思います。『建築文化』も違う形でぜひ復活してほしい。

2014年12月1日月曜日

高松次郎展オープニング

東京国立近代美術館「高松次郎ミステリーズ」の内覧会に行ってきました。美術展ではありますが、光と影、パースペクティヴ、椅子など、建築的にもおもしろい内容でした。ぶらぶら見ていたら、ばったり磯崎新さんに遭遇。福岡相互銀行に高松次郎から得たアイデアがあるんだ、というような話をうかがった。共著書もはやくまとめなければ。

2014年11月29日土曜日

「時間のなかの建築」

西洋建築史のシンポジウムにコメンテーターとして参加。西洋建築をリノベーション史として捉え直そうというユニークな内容でした。ディスカッションは、西洋建築史学方法論のレベルと、現代リノベーションに携わる実務のレベルにかなりのギャップがあり、両者を絡めて議論を深めるのはなかなかしんどいなぁという印象を持ちました。ともあれ前者のレベルでは、出版企画が進行中。おたのしみに。

2014年11月28日金曜日

太田佳代子さん講演会

2014年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館コミッショナーを務めた太田佳代子さんがTDUに来校。AMO(あるいはOMA)を例に建築的思考のおもしろさ、日本館で企画した1970年代の建築シーンについて講演をいただきました。学生たちに勇気を与える刺激的な内容でした。太田さんのようなキュレーターがもっともっと活躍できるような日本社会であってほしいなと思った次第。

2014年10月4日土曜日

吉村順三「自由が丘の家」を見る

自由が丘駅より徒歩で10分ほど。少し上り坂になろうかというところ、南斜面に邸宅は建つ。外観は和風、と言っていいだろう。ただ、内部は洋風、というかモダン。50年代の家なので、さすがに少し窮屈な部分もあったが、それでも細部にまで細かく目配りのされた秀作でした。木構造は最近気になるところなので、じ~っくり見る。南側の庭に出る。デッキがせり出ていて、気持ちが良い。再びリビングへ。吹き抜け空間に戻り、自分ならどう作るか、と妄想しながらしばし佇む。蛇足ながら、ブラームスのリハも良かったです。

2014年9月25日木曜日

植田実さんにインタビュー

昨日は、『建築ジャーナル』の企画で、植田実さんにインタビューをする。自分は『都市住宅』を現役で読んだ世代ではないのだけれど、先輩方にはいろいろな話をきいてきた。その伝説の編集者にお話をうかがえるなんて本当にラッキー。上田さんに失礼のないようにバックナンバーに目を通し、あれこれと質問内容を考える。なかなか緊張したが、上田さんはすばらしく気さくで、あっという間に時間が過ぎた。難しい質問にも丁寧に答えていただいた。しかも、建築のジャーナリズムに対し熱いメッセージまでいただけた。バックナンバーを見て思うが、過去の建築雑誌、なかなか熱い!前回の田尻さんの時は『建築文化』に目を通したが、そちらもやはり熱かった。この熱さ、いまの学生にもぜひ感じてほしいなぁと切に思う。

2014年9月11日木曜日

『一個人』別冊キリスト教特集

出版社から『一個人』の別冊キリスト教特集が送られてきました。前に寄稿した文章がやや削られて再掲載されたようだが、レイアウトが大幅に変わった印象。とくに建築写真は大きく使われてかなり迫力が増した感じ。なかなかの好印象。以前、そういえば『PEN』も別冊化していたなぁ。やはり社会のニーズがあるということなのでしょうか。そのへんのところ、非常に疎い自分なのでした。

2014年9月1日月曜日

リュブリャナを後に

宿をチェックアウトし、友人を見送る。ヴェネツィアまでバス、そこから夜に飛行機と言っていた。なかなか大変だ。こちらは乗り合いタクシーを予約しているので、再び空港へ。少し遅れたものの無事パリへ。明日の東京行きへ乗継のためいったんパリ市内へ。タクシー代もバカにならない。8月末とはいえ、20時まで日が落ちないので暗くなってからが実に早い。明日は夜中のフライト。少しだけパリを楽しみたい。

2014年8月31日日曜日

大会最終日

学会も最終日、総会、閉会イベント等が行われる。ようやく旧市街を見る。ぶらぶら行くと、プレチニック・コレクションの案内があったので、そちらへ。残念ながら来年春まで修復中につき閉館。気を取り直して川の方へ。対岸の丘の上に城が見える。ちょうどプラハをコンパクトにしたような感じ。皆カフェで楽しげ。トリプル・ブリッジ、ドラゴン・ブリッジ等を見ながら、ボート・ツアーへ。川から都市を眺める。天気にも恵まれ良いエクスカーションでした。

2014年8月30日土曜日

リュブリャナ晴天なり

日差しが痛いくらいの晴天。大学へ向かい、自分の教室をチェック。一応、しきり役なので全体の段取りを確認。持ち時間は1時間半。自分を含めたパネラー三人の発表を回せばいいみたい。共通テーマは「移築」。建築の専門家がそう多いわけではないので、やや社会学寄りの内容にシフトさせる。発表後、質疑応答を経て無事終了。初参加の学会だが、多くの人が日本に興味を持ってくれているという事実に感動。こうした交流がますます活発化することを望む。

2014年8月29日金曜日

エモナ

リュブリャナ大学へ。到着直前に妙なピラミッドを見つけるも、まずは大学へ急ぐ。ランチボックスを受け取り、先のピラミッドの方へ。建築家プレチニックの作品と知り、なるほどと納得。古代遺物のコラージュ。ピラネージ、はたまたジョン・ソーンの再来か。なかなかおもしろい。ピラミッドはそれを貫通して走る城壁のゲートにもなっていて、この壁がローマの都市壁だと。言わずもがな、正方形形状をしている。情報看板によるとこの都市はエモナと呼ばれたんだそうな。んー、なかなか勉強になる。

2014年8月28日木曜日

スロベニア入り

EAJS大会のためパリからスロベニア入り。緑豊かな田園風景が広がる国土。首都のリュブリャナもそう大きな都市ではない。雰囲気は北イタリア文化の延長線、あるいは、ハプスブルク帝国の名残りを感じさせる。彫りの浅い新古典主義、ノヴェチェンティズモ、戦後のモダニズム。中心街を散策し、会議参加登録、レセプションへ。喉を潤し胃袋を満たして芋洗い状態の会場を後にする。ファースト・インブレッション上々の街でした。

2014年6月4日水曜日

馬場璋像造さんインタビュー『建築ジャーナル』が出ました

もう昨年の秋くらいになりますか、『新建築』元編集長の馬場璋造さんにインタビューする機会がありました。あれからずいぶん時間がたちましたが、ようやく『建築ジャーナル』6月号に掲載されたようです。建築雑誌の全盛期をつくられた人ですので、やはり語りには重みがありました。この企画はもう少し続くようです。次は、『建築文化』元編集長の田尻さんと聞いています。たのしみです。

2014年5月9日金曜日

bloggerへ移行

今まで便利に使ってきたジオシティーズが仕様変更してしまったので、なるべくシンプルなツールを探した結果、bloggerを使用することにしました。過去のNewsは下記にあります。
http://www.geocities.jp/yoshihiroyokote/till201404.html
http://www.geocities.jp/yoshihiroyokote/till201202.html