五十嵐太郎さんにお声がけいただき、翻訳に携わった『図鑑 建築全史』が発刊されました。大判で、きれいな建築写真が数多く収録されており、図鑑として有用だなと思わされます。パラパラとページを捲るだけでもいろいろな発見があります。私は西洋近代の一部にしか関わっていませんが、全史と謳うだけあって、グローバルに目配りされたストーリー構成で大変勉強になります。建築史をここまでエネルギー問題に引き付けて語る点にも新鮮味を覚えました。このボリュームにしては良心的な価格のようにも思いますので、ぜひ多くの方に手に取ってもらいたいと思います。この間、東京書籍の藤田さん、小島さん、訳者の一部で、出版打ち上げをしたところです。猛暑の中、有楽町のメキシコ料理屋で束の間ながらたのしいひとときを過ごすことができました。