2016年9月3日土曜日

フィンランド、ヘルシンキへ

恒例のヨーロッパ建築研修の引率。夏季実施ということでフィンランドを訪問することに。思いのほか早く到着し、気になっていた天候も晴れでラッキー。まずは駅前のホテルにチェックイン。ひとしきり学生のお世話をした後、中心市街の下見に出かける。まずはサーリネン父の中央駅。それから、大聖堂、元老院広場、ウスペンスキー大聖堂をはしご、港の方へ。地図で見ると、整然とした街区にも微妙な起伏がある。宗教建築は、こうした高台をうまく使ってランドマークの役割を果たしている。大聖堂は白が眩しい新古典主義、ウスペンスキーは赤レンガの中世主義、いずれも典型的な19世紀建築。日没までに2時間位あったので、現代美術館まで行ってみることに。入場無料日でこれまたラッキー。スティーブン・ホールの設計。外観はかなり単純に見えるが、内部はけっこう複雑。迷路的でおもしろい。作品展示だけではなく、最上階ではイベント活動も実施されていて、ところどころにキッズが遊べる場所もあり、なかなか活気のある様子。このあたりで時差も響いてきて、宿に引き返すことに。穏やかで落ち着いた人々、こざっぱりした街というのが第一印象。